数学A 図形の性質|あや先生のLINE特典
図形ができるようになる
3ステップ
「答えを見たら知ってる知識だった。でも思いつかなかった」。これはセンスの問題ではありません。原因はほとんどが次の3つで、どれも練習で直せます。
図形ができない3つの原因
- 基本用語の性質を理解しきれていない
- 答えから手段を逆算できていない
- 知識はわかっていても、使う練習が足りていない
1
基本用語の性質を即答できるようにする
「外心って何?」と聞かれて、性質まで一瞬で言えますか。
名前を知っているだけでは、問題の中で使えません。用語を聞いたら、図の上で何が言えるかまで即答できる状態にします。たとえば外心なら「3辺の垂直二等分線の交点」だけでなく、「3頂点から等距離だから、二等辺三角形が3つできる」まで出てくるのがゴールです。
2
答えから必要な手段を逆算する
問題文の「〜を示せ」「〜を求めよ」から、使えそうな手段を先に並べます。
手が止まる人は、図をながめて思いつくのを待っています。逆に、ゴールを見て「これを言うには何があればいい?」と考えると、候補が決まります。大事なのは1つの手段にこだわりすぎないこと。候補を2〜3個挙げて、図の条件に合うものを選びます。
| 2つの角が等しいことを示す | 同じ弧に対する円周角/二等辺三角形の底角/平行線の錯角・同位角/接弦定理/相似な三角形の対応する角 |
| 2つの線分が等しいことを示す | 二等辺三角形/合同な三角形/同じ円の半径/円外の1点から引いた接線の長さ/外心・内心からの距離 |
| 線分の比を求める | 角の二等分線と比/メネラウスの定理・チェバの定理/平行線と線分の比(相似)/重心は中線を2:1に内分 |
| 4点が同じ円周上にあることを示す | 円周角の定理の逆(同じ側から見た角が等しい)/四角形の対角の和が180°/方べきの定理の逆 |
| 直角を示す・直角を使う | 直径に対する円周角は90°/接線と半径は垂直/三平方の定理の逆 |
| 線分の長さや積を求める | 方べきの定理/相似比/三平方の定理 |
例:円の外の点Pから円に接線PTを引き、Pを通る直線が円とA、Bで交わる(PA<PB)。∠PTA=∠TBA を示せ。
- ゴールを見る:「2つの角が等しい」を示す問題。
- 候補を並べる:円周角/二等辺三角形の底角/接弦定理/相似……。
- 図の条件と合わせる:∠PTA は「接線PT」と「弦TA」がつくる角。接線と弦の角なので、接弦定理が使えそう。
- 決める:接弦定理より、∠PTA は弧TAに対する円周角 ∠TBA に等しい。
「接線と弦がつくる角」を見たら接弦定理、と即答できたのは STEP 1 のおかげです。STEP 1 と STEP 2 はセットで効きます。
3
基本性質を使う練習を何度もする
一番の原因は「わかっているのに、使い慣れていない」ことです。
- 解く前に、使えそうな性質を3つ書き出す。図をかいたら、すぐ計算に入らず、STEP 2 の表から候補を書きます。
- 解けなかった問題は「どこで気づけばよかったか」を1行で書く。答えを見て納得するだけで終わらせず、「接線と弦の角があったから接弦定理」のように、気づくきっかけを言葉にします。
- 即答チェックを毎日1回。下のカードで全部即答できるまで繰り返します。1回2〜3分で終わります。
性質を言ってから「答えを見る」を押してください
図形はセンスじゃなくて、練習でちゃんと解けるようになります。